前回のブログ、「ログハウスのUa値について」の続きになります。
今日は、実際に八ヶ岳エリアで建てられたランタサルミログハウスがどのくらいのUa値かを紹介させていただきますね。
まずは、こちらの建物を紹介させていいただきます。
ランタサルミの「タイデ」というモデルで、八ヶ岳の西麓、原村の断熱地域区分で言いますと3地域に建っています。
こちらの建物のUa値は0.45w/(㎡K)となっております。
3地域の省エネ基準値が0.56なので、基準値をクリアし、1地域の北海道の0.46もクリアしたログハウスです。
こちらの建物のUa値は0.48w/(㎡k)となっております。
4地域の省エネ基準値は、0.75なので、基準値をクリアしており、3地域の0.56もクリアしてますね。
ちなみに八ヶ岳南麓は、3地域と4地域のエリアがありますが、実際の建築にあたっては、3地域と考えて計画することをお勧めします。
3例目は、現在、絶賛ログ積み進行中のフリープランのログハウスです。
こちらのUa値0.44となっております。
こちらの建物は、八ヶ岳の西麓・原村の3地域で進行中ですが、こちらも1地域の省エネ基準をクリアしています。
と、施工実例とUa値を紹介させていただきましたが、前回のブログでもお伝えしたように、100mm厚の木材はグラスウール10k100mmの半分程度の断熱性しかありません。
にもかかわらず、寒冷地の省エネ基準をクリアできるのは、Ua値が、外皮の熱貫流率の平均を表しているからなんですね。
ひらたく言いますと、八ヶ岳エリアに建つランタサルミログハウスは、1階部分を占めるログ部分以外の部位、床・妻壁・屋根・サッシの性能が高いから、平均点が上がっているということになります。
各部位の断熱仕様につきましては、ここでは説明しませんが、実際に完成後の建物内部に入っても、体感的には心地よく、断熱・調湿・遮音などバランスの良いログハウスに仕上がっているかと思います。
ただ、高断熱仕様の住宅メーカーの出している、0.2や0.3台のUa値をログハウスで求めるのは、コストの問題もあり、現実的ではないかと思います。
それでは、ランタサルミの北欧住宅「ランタシード」では、どのくらいの数値が出るのか・・
次回のブログで実例をもとに紹介させていただきますね。
皆様の、寒冷地での快適な住まいづくりの参考になれば幸いです。