今日は、八ヶ岳の南麓と西麓に建つ、ランタサルミログハウスとランタシードの建物の気密測定を行いましたので、紹介させていただきます。
ちなみに、気密測定による数値は、C値で表され、おおむねC値が0.5c㎡/㎡以下になると高気密住宅の部類に入るとお考え下さい。
以前のブログで、外皮平均熱貫流率Ua値について書かせていただきましたが、Ua値は設計数値ですが、C値で表される気密性は、木材加工の正確さと、施工の丁寧さが重要になってきます。
ちなみに、今回の測定は、こちらの基準に合わせて行いました。
八ヶ岳の西麓標高1250mに建つS様のランタサルミログハウスでの気密測定の様子です。
こちらのログハウスの測定結果はC値0.5c㎡/㎡だったので、高気密住宅の部類に入る結果が得られました。
ちなみにS様のログハウスは、Ua値0.44w/㎡k、C値0.5c㎡/㎡のログハウスになるので、性能的には、高性能住宅の顔も持ったログハウスということになります。
同じ日に、この春完成したばかりの、八ヶ岳南麓に建つランタシードNK様でも、気密測定を行いました。
こちらも、同条件で気密測定を行いましたが、こちらの測定結果は、C値が0.2c㎡/㎡でした。
やはり、ランタシードは気密を取りやすいのがわかります。
こちらのお宅のUa値は0.38w/㎡kなので、C値0.2c㎡/㎡、Ua値0.38w/㎡kの建物ということになります。
Ua値は、いわゆる高断熱住宅に比べると大きいですが、数値だけを求めて窓を小さくしたりせず、プランを優先させています。
こうしてみると、ランタシードはもちろんですが、ログハウスも高気密・高断熱住宅メーカーのような性能が出せることが見えてきます。
趣味や嗜好性の強いログハウスですが、日常を楽しむためにも、住宅としての基本的な性能は押さえておきたいところですね。
というわけで、今日はランタサルミログハウスとランタシードの気密測定のお話をさせていただきました。
皆様の快適な住まいづくりの参考になれば幸いです。
それでは、また。