ランタサルミ東京

BLOG

ログハウスとは?自分で建築可能?ログハウスならではの特徴を紹介!

2021年6月2日

ログハウスといえば、かつては別荘やコテージの印象がありましたが、北欧デザインの人気、そして省エネ住宅の広がりとともに、今では住居として選択肢の一つに挙げる方もたくさんいます。

この記事では、ログハウスならではの特徴やデザイン、そしてセルフビルドに触れ、ログハウスについて紹介していきます。

<目次>
 

ログハウスにも種類がある?気付かないと教えてくれないその内容とは

ログハウスは、「総ログ」と「混構造ログ」の二つの種類に分類できます。

まず、「総ログ」は、1・2階のどちらも丸太組構法を用い、ログハウスならではの居住性能(蓄熱性能・断熱性能)を2階でも体感できます。この場合、ログハウスの快適性を1・2階問わず実現できる反面、木の収縮によっておきるログハウス独特の「セトリング」現象への対策が屋根部分にも必要となります。

一方、「混構造ログ」は、1階のみ丸太組構法、2階はツーバイフォー工法を使用しています。ツーバイフォー工法を用いることにより、2階の窓の大きさや設置場所は自由に表現でき、思い通りの採光を得られます。そして、セトリング現象が屋根部分に起きる心配はなく、気密性も十分に確保できます。

ログハウスメーカーによっては、「総ログ」または「混構造ログ」のどちらか一方しか扱えないなどの可能性もあるため、依頼する際は注意が必要です。

 

木、本来の力を享受したログハウスの性能力

加工した丸太を積み重ね構成されるログハウスは、積み重ねた木(ログ材)そのものが、室外と室内を隔てる壁となり、耐震性や耐久性、断熱性等の建物性能を大いに担っています。

■耐震性について

太いログを積み重ねたログハウスは、建物全体で地震の揺れを吸収。2007年に行われた日本ログハウス協会による実物大ログハウスの振動実験では、阪神淡路大震災同様の揺れに耐え、さらに1.5倍の揺れでも大きな損傷は見られず、ログハウスの耐震性が実証されました。

■耐火性について

空気を多く含んでいる木材は熱を中に伝えにくく、さらに厚みのあるログ壁は燃えるスピードが10分間に1cm程度と非常に遅く、燃え進まないのが特徴です。ログ壁は防火実験によって1時間の防火認定を取得しており、準防火地域に建てることも可能な防火性能が認められています。

■耐久性について

年月とともに強度が低下する鉄やコンクリートと比べ、木は伐採後約200年、逆に強度を増していく性質があると言われています。世界最古の法隆寺が1400年もの歴史を刻んでいることからも耐久性が実証されています。

■断熱性について

木の熱伝導率はコンクリートの1/12、鉄の1/483しかありません。熱伝導率が小さいほど断熱性が高い為、木は断熱材として優れた素材といえます。

■蓄熱性について

木は最も熱を伝えにくい性質を持っていますが、一度木の細胞内の空気が暖められれば、熱を適度にため続ける性質があります。そのため、夏になれば冷房で冷たい風を送ることで蓄冷作用が働き、また冬になれば暖房の風で自然の蓄熱材となります。

■調湿効果について

木は呼吸しており、湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥しているときには水分を放出する性質があります。そのため、室内湿度を50%前後に調整してくれ、結露の抑制、さらには60%以上の湿度を好むカビやダニ、ウイルスの発生を抑える効果があります。

 

木自身が備え持つ性質を最大限使用できるログハウスは、住み心地の良い快適な住空間が広がっていると言えるでしょう。

 

ログハウスのデザインは?

ログハウスといえば、可愛らしい三角形の大屋根デザインが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?もちろん、大屋根デザインもポピュラーですが、片流れや平屋など、モダンでスタイリッシュなログハウスのデザインが次々と誕生し、別荘のみならず日常の住宅として近年選ばれています。

   

 

一方、ログハウスでは難しい室内のデザインもあります。

ログ材を積んだ壁が室内の間仕切り壁となるため、一般住宅でよく見かける壁紙クロスや漆喰などはログハウスで表現することが難しいです。

理想とする住まいのあり方やデザインはどのようなものなのかを想像し、どの建築方法が一番良いのかを選択する必要があります。

 

ログハウス独特の価格表記とは?

カタログ請求時に記載されていた価格を見て、「え、こんなに安いの?」と感じてしまったことはありませんでしたか?でも実際に建てるとなると記載されていた価格のほかに、追加の費用が発生してしまいます。

この表記方法は、ログハウス業界ではありがちで他の住宅メーカーでは目にしない、「ログキット価格」。

ログキット価格とは、ログハウスを建築するログ材料一式の価格であり、工事費用は別途必要となります。
また、窓や屋根材などをキットに含んでいるかはメーカーによって異なりますので確認が必要です。

 

ログハウスを自身で作る、セルフビルドとは?

お家時間も増えDIYがさらに注目を集めている近年、ログハウスもセルフビルド用のキットが多く展開されています。日本語での組み立てマニュアルの他、セルフビルドスクールや電話・現場での施工指導など安心のサポート体制が組まれているメーカーも。

セルフビルドは自分や仲間と一つの建物を創り上げる楽しさがあり、完成後もいつまでも語れる経験となるでしょう。
とはいえ、ログ積みは時間も、体力も必要です。まずはミニログでお庭の空いたスペースに物置小屋などを作ってみるのもよさそうです。

注意が必要なのは、セルフビルドを推奨していないメーカーもあるということです。
各メーカーのセルフビルド推奨状況を確認すると良いでしょう。

 

まずはカタログ請求をしてみよう!

自分にとって理想の住まいの在り方は、「別荘」・「住宅」、あるいはライフスタイルや家族構成などによってもさまざまです。家づくりを計画していくうえで、こだわりたいポイントの優先順位を決めておき、順位の高いものから実現していくようにすることが大切です。
まずは、カタログ請求や、モデルハウス見学、イベントなどに足を運び、相性の良いメーカーを探すことが欠かせません。

ランタサルミは、ログハウスはもちろん、木造住宅を手掛けている北欧注文住宅メーカーです。
家づくりを検討されている方はお気軽にご相談ください。

カタログ請求・お問い合わせはこちら

ランタサルミが手掛けたログハウスの建築実例も、是非合わせてご覧ください。

建築実例一覧