ランタサルミ東京

BLOG

家の性能の良し悪しの判断はどうしたらよい?

2021年10月29日

近年、省エネ住宅など環境に配慮した住宅が注目され、メーカーの営業担当も各社性能をアピールする機会が増えてきました。消費者にとっては、難しい知識を伝えられてもいまいち理解しづらく、「性能はしっかりしているんだね」ということだけ記憶に残ります。技術的なことはわからない消費者にとって、性能を理解してメーカーを決めることは難しいなと私自身思い、それは人生において家を建てるという大きなビックイベントなのにとても嫌なことだなと感じていました。この記事では、目に見えにくい家の性能のなかでも、一番わかりやすく性能の良し悪しを判断できるであろう箇所にフューチャーして家の性能について紹介していきます。

<目次>
 
家の性能とは
 

家の性能でよく耳にする下記5つの項目。

『断熱』:物質間での熱移動が行われないこと

『気密』:家の中の空気が外にもれない、また外の空気が家の中に流入しないこと

『耐震性』:地震が発生したとき、建物がその揺れに耐えられる度合い

『省エネ性』:「長く住むことができる」「エネルギー消費の抑制」「環境負荷をかけない」の3つの観点から判断される省エネの度合い

『防火性』:建物の周囲で火災が発生した際、延焼を抑制するために必要とされる性能

 

このほかにも、蓄熱性や耐火性も家の性能評価につながります。

今回の記事では、日常の生活を快適に過ごす(=季節問わず、家の中の気温を快適に保つ)ために、重要視した方がよいことについて紹介したいと思います。

 

もっとも熱を失いやすい部位である窓
 

『家の中にたくさん陽光が届く、そんな明るい家がいい。』

そんな理想の家を作るのに必要な窓。内と外の空気が行き来し、寒かったり暑かったり、カーテンはしめっぱなしなんてことありませんか。

 

私の実家は、冬になると、窓の下はびっしょりと濡れていました。そう、窓の結露が原因です。室内は寒くて、ストーブ前が私の定位置でした。

また、夏は暑すぎて寝られず、冷房をガンガンにかけた部屋に移動し就寝していました。

明るい家を建築するために必要な窓ですが、建物において外気の影響を受け、もっとも熱を失いやすい部位でもあります。

季節問わず快適に生活できる環境整備の一つには、窓の見直しが必要です。
 
家の性能の良さを左右する窓
 

厳しい北欧の環境において、標準で使用されているドレーキップ窓をご存じでしょうか。

日本では、引き違い窓が多く利用されていますが、2枚の窓がスライドして開閉することにより、そのすき間を熱と風が通りやすく、気密性が低下するというデメリットがあります。

一方で、ドレーキップ窓(DK窓)は、ハンドルレバーの操作によって2通りの開き方が可能です。

【内開き】室内側に開く内開きは、2階の窓の掃除も容易に行うことができます。

 
 
【内倒し】内倒しは、窓が一定の角度で固定されている状態の為、換気に最適です。

DK窓は、状況に応じて2通りの開け方を使い分けできるところも魅力です。

はじめはハンドル操作になれず、やりずらいなと感じる場面はあるかと思いますが、ドレーキップ窓のクローズ時、窓枠に押し付けるように窓を閉じるので、確かな気密性を実感できるかと思います。

 

家の性能の良さを左右する窓ガラスとフレーム

上記では、北欧の厳しい環境で一般に使用されているドレーキップ窓を紹介しました。

ランタサルミではドレーキップ窓に加え、トリプルガラス&木製フレームにより、低い熱伝導率で結露の発生を抑えています。

 

優れた断熱性能により大きな窓を設けても、室内の快適さを保つことができます。

これにより、優れた断熱性を発揮し、大きな窓を設けても、室内の快適さを保つことができます。

 

明るく快適な家の実現

日中は陽光を存分に楽しみ、開放感のある家。

 

 

大きな窓が家のいたるところに設置され、陽光と、景色を楽しめる、かつ外気温に左右されない室内の快適さ。

日々が快適な、理想の家を。

家の性能を紐解こうとも、なかなか目にする機会がなく、性能を比較することは、とても難しい部分です。

目に見えてわかりやすい、開口部(窓)で、性能面を比較するのはいかがでしょうか。