大きな屋根を軽やかに仕上げるスペイン瓦を使用。淡いトーンでまとめた外観が周囲の緑や青空によく映えています。

天井までの壁一面の窓から明るい光が降り注ぎます。凸型で三面採光のリビングの窓には、朝日から夕暮れまで、常に変化する光と景色が映ります。

夜は広い面を照らすダウンライトが柔らかく灯り、日中とは異なる落ち着いた雰囲気に様変わり。薪ストーブの炎も重要なインテリアの一部となっています。

IKEA製のキッチンキャビネットにインターネットを駆使して探した金具やシンクなどを組み合わせた美しく機能的なキッチン。手前のテーブルは軽食をとるほか、調理台などにも活用できるマルチスペース。床には組合せにもこだわったタイル貼りとし、手入れのしやすさに加え独立した雰囲気も醸し出します。

リビングと吹き抜けでつながるロフトは家族の寛ぎの場。1階に来客時は子どもたちの遊び場になど、スペースを分けて利用することもできます。

リビングからユーティリティ、仕事部屋へと導かれるように照明を配置。スペースに合わせて電球の明るさや照射角を厳選することで、その場に適切な雰囲気を演出します。

木の香りが楽しめるよう、あえて無塗装としたベッドルーム。この部屋を合わせて3つの個室をそなえています。

優雅なデザインの2つの洗面ボウルとトイレを設置した西洋式のパウダールーム。ほかに独立したトイレもあり、3人のお子様がいる家族構成に合わせたアレンジが施されています。

朝日がきらめくログハウス

千葉県 佐倉市 H邸

  • 40坪台
  • 温もりと暮らす -LOG series-
  • 今月の一棟
  • コンテスト受賞作品
  • PEILI (ペイリ)

淡く繊細な色調の外壁とスペイン瓦の細かなグラデーションが美しく調和した住宅です。公園の木々を正面に望む恵まれたロケーションを活かした大屋根のスタイルに、たっぷりとした自然光やこだわりの照明プランによる、光を巧みに使った工夫が空間をドラマチックに演出。室内に注ぐ豊かな光や南仏をイメージした瀟洒なインテリアなどが共感を集め、2010年度のログハウスオブザイヤー読者賞を受賞しています。