1. 自然に寄り添う、なだらかな大屋根

2. 薄明かりを愉しむリビング

3. 内と外をつなぐ「もう一つのリビング」

4. ゲストを迎える2階のプライベート空間

5. ディテールがつくるモダンな表情

光を慈しむモダン・リトリート

長野県南牧村 N邸

  • 想いと暮らす -SEED series-
  • 今月の一棟
  • ORIGINAL (オリジナル)


八ヶ岳の雄大な自然に抱かれ、四季の移ろいを愉しむための別荘が完成しました。
厳しい自然環境への備えと、あえて“光を抑える”という選択が
かたちになった住まいです。



1. 自然に寄り添う、なだらかな大屋根


梅雨の豪雨や真冬の積雪に応えるため、両サイドに「なだらかな傾斜屋根」を採用しました。


雨や雪を受け流す合理性と、景観に溶け込む穏やかなシルエットを両立。機能がそのまま美しさになる。
この住まいの象徴的な要素です。



2. 薄明かりを愉しむリビング


日中のリビングは、直射日光が差し込まないよう設計。室内は、木肌に反射する柔らかな光に包まれます。


強いコントラストを避けた穏やかな明るさは、読書や会話、何気ない時間をより深く味わうためのもの。光を“取り込む”のではなく、光と距離をとることで生まれる「静謐な心地よさ」を大切にしました。



3. 内と外をつなぐ「もう一つのリビング」


一続きのリビングダイニングは、できるだけ広がりを感じられる構成に。さらに1階テラスも連続させ、ゆったりとした幅を持たせました。


ここは単なるデッキではなく、外にある“もう一つのリビング”。椅子を持ち出し、森の気配を感じながら過ごす時間が、この別荘の醍醐味です。



4. ゲストを迎える2階のプライベート空間


2階には2ベッドルームを配置。両室が一続きのバルコニーに面し、朝には澄んだ空気をそのまま感じることができます。滞在そのものが体験になる、動線設計です。



5. ディテールがつくるモダンな表情


木の温かみを残しながら、全体はモダンに。手すり格子のルーバーは横方向に細く設え、外観にシャープさを与えました。自然素材のやわらかさと、直線的な意匠のバランス。その緊張感が、この住まいの個性を形づくっています。




【担当者より】

「明るさ」よりも「落ち着き」。この選択が、住まいのすべてを方向づけました。自然の変化を受け止めながら、その豊かさだけを享受する。それは単なる別荘ではなく、「心を整えるための場所」です。