1. 八ヶ岳の景色に向かって開く屋根

冬は葉を落とした木々の間から陽光が差し込み、遠くには八ヶ岳を望みます。

2-1. 16坪台だからこそ、「広さ」をつくる
ドアを開けばダイニングと一体の広い空間に、閉じれば寝室として使える一室。

2-2. 16坪台だからこそ、「広さ」をつくる

3. 家の広さを、敷地の中だけで考えない

4. 山小屋らしさを、今の暮らしへ
無塗装のログで、「木」本来の色合いと経年変化を味わう

モダンな山小屋。16坪台の“広い”住まい

長野県南牧村 M邸

  • 30坪未満
  • 温もりと暮らす -LOG series-
  • 今月の一棟
  • ORIGINAL (オリジナル)


八ヶ岳を望む景色に惹かれて選ばれた、この土地。
オーナーが求めたのは、山小屋の趣を残しながら快適に暮らせる住まいでした。


1. 八ヶ岳の景色に向かって開く屋根


この土地を選ぶ決め手となった、八ヶ岳の景色。
どこに視線を向け、どのように景色を取り込むか。
その答えとして、八ヶ岳方面へと大きく開く屋根を計画しました。
この場所で何を見ながら暮らしたいのか——その問いから生まれた屋根の形です。



2. 16坪台だからこそ、「広さ」をつくる


二拠点生活でも管理しやすく、必要なものが過不足なく収まる住まい。
そこで16坪台という限られた床面積を、単純に部屋で区切るのではなく、
高さ、視線、つながりによって広げる
ことを考えました。

吹き抜けで上下へ視線を抜きながら、隣り合う2室はドアを開ければひとつの空間が成立。
閉めると個室。面積を増やすのではなく、空間を暮らしに合わせて柔軟に使えるようにしました


3. 家の広さを、敷地の中だけで考えない


この土地の魅力のひとつが、向かい側が開けた環境です。
その特徴を活かし、開けた方向にテラスやバルコニーを配置しました。
玄関からテラスへと動線をつなぎ、室内からも自然と視線が外へ抜けるように計画。
限られた床面積だけで完結させず、その先に広がる景色や外部空間まで、暮らしの一部として活かしています。



4. 山小屋らしさを、今の暮らしへ


室内のログは無塗装で仕上げ、木そのものの色合いや質感が感じられる空間に。
時間とともに変化していく木の表情も、この家ならではの魅力です。



【担当者より】

16坪台と聞くと、「小さい家」を想像されるかもしれません。
けれど、住まいの豊かさは数字だけで決まるものではありません。
高さや視線、内と外のつながりによって、限られた空間に広がりをつくる。
管理しやすいサイズの中に、自然と暮らす豊かさと、数字以上の広がりを感じられる住まいです。