築いたのは、週末だけの別世界。人生への美意識が息づく家。
築いたのは、週末だけの別世界。
人生への美意識が息づく家。
I様 ご夫妻2011年お引き渡し

ライフスタイルを変えた、ランタサルミとの出会い

 「僕はもともと、ログハウスにあまり興味がなかったんです」と話されるのはご主人様。以前は軽井沢のリゾートマンションを所有されていたそうですが、ランタサルミとの出会いが、そのお考えを、ライフスタイルを、大きく変えることとなりました。
 「たまたまモデルハウスを見る機会があったのですが、ランタサルミには丸太小屋のようなイメージがまったくなくて、逆に非常にモダンな家に感じました。すぐ担当の方にお話を伺って、建てようと決断するまでかかったのは、ほんの1〜2日だったと思います。マンションは、同時に売りに出しました」
 驚くほどの速さで建築を決められたI様邸。その外観は、大きな片流れの屋根が東から西へと下り、ブルーグレーの外壁がひときわの印象をもたらす、北欧テイストが生きた瀟洒なもの。東側2階一杯に取った窓からは豊かな光が注ぎ込み、最大5.3mの天井を持つリビングまで、やわらかな明るさを届けています。
 その快適性についても「僕が望んでいたのは、夏でも涼しくエアコンの要らない家。しかも、冬の暖房はしっかりとできること。マンションで苦労していた結露がないことなどでしたが、お願いしたことはすべて叶えていただきました」とご主人様。キッチンは奥様より「建築士の方のアイデアで、足元にもガラス窓を設けて、シンクが宙に浮いたような素敵なデザインになりました。モダンでいて自然と一体感もあり、とても気に入っています」とお言葉をいただきました。

ゆったりとデザインされたロフトスペース。 東側全面から、さわやかな陽射しがリビングを包む。
個性的でモダンな、ブルーグレーの外壁。
足元にも採光用の窓を配した明るいキッチン。
邸内に設えた本格的なフィンランドサウナ。
白で統一された、広く清潔感のある玄関ホール。

ON・OFFの切り替えができる家

 お二人は、この別荘へ毎週のように訪れ、週末の数日をお過ごしになっています。その際に特に大切にされているのは、ONとOFFをきちんと切り替えること。仕事をしている東京と、休日を楽しむ軽井沢と、2つの生活があることが重要だとお話になります。
「僕は2つを完全に切り離していて、軽井沢に仕事を持ち込んだこともありません。それは、この家があるからできるんですね。ここはのんびりできますし、デッキを塗り直そうとか、落ち葉を片付けようとか、やること、やりたいこともたくさん出てきます。それが楽しいし、いい気分転換になるんです。逆に、例えば誰かとゴルフに行くとすると、そこでたいがい仕事の話が出てしまう。普通、ON・OFFってなかなか切り替えられないものなんです。でもこの家は、全てを切り離すことができるんです。」
 奥様も、東京ではフラワーアレンジメントの講師をなさるなど、お忙しい日々が多いとのこと。その分、軽井沢ではゆったりと過ごされているそうです。「この家は天井が高く空間が広いので、リラックスしてすぐに眠くなってしまうのですけど(笑)、精神的にすごく癒されていますね」

リビングで寛がれるご夫妻。テーブルの花は奥様の作品。

軽井沢で広がる、新しいコミュニティ

 さらにもう一つ、軽井沢での悦びの中に、新しいお仲間との出会いがあるそうです。 「こちらでも、他のランタサルミのオーナーさんなど知り合いや友人が増えてきて、今までとはちょっと違ったコミュニティが出来てきました。仕事も生活も全く違う方々ですし、刺激もあって、これがとても楽しいんですね。時には我が家に皆様を招いて食事会なども開いています」。
 人と人との交流を大切にされているご主人様。実は、マンション時代にもよくご友人がお集まりになっていたとのこと。なので、このI様邸では、奥様のご希望によりご夫婦の寝室とユーティリティをドア1枚でつなげ、ゲストを気にせず行き来できるよう設計されています。さらに、玄関ホールも広くスペースを取り、床材には大理石を採用して、お客様を迎えるにふさわしくゆとりある印象を演出しました。
 こうして、週末だけの別世界を軽井沢に創り上げ、そこで知り合われたお仲間と、新たな絆を広げているI様ご夫妻。そこには、人生に対するひとつの美意識が具現化されたような、素敵な日々がありました。

まるで森林浴を愉しめるような西側デッキ。